こんにちはパットコです!
みなさん、ペットとして金魚を飼育されている方も多いのではないでしょうか!金魚は飼育が容易で比較的寿命も長いことで知られていますね☆
わが家では子ども主体で世話をすることで、生き物を育てる嬉しさや楽しさ、大変さを知りながら子どもの情操教育に役立てています。
さて、そんな金魚には様々な病気があります。
この記事では、今回わが家の金魚におきた『尾ぐされ病』について発見から治癒までの進行、具体的治療法を実体験をもとにまとめています☆
治療法や予防法はネットに数多く掲載されていますが、生の実体験を知り金魚の飼育に役立ててもらえたらと思います。
尾ぐされ病を理解し、病気の予防や発症してしまった際に焦らず対処できるように役立つ情報となっています。
すでに原因や病態をご存知の方は、実体験の欄だけでも見ていってください(^^♪
「親任せにならない子ども主体の金魚飼育」を題材にした記事を以前に書いています。
こちらも併せて読んで頂ければ幸いです☆
金魚の代表的な病気(一応掲載)
金魚には細菌感染をはじめとした様々な病気が存在します。
- 白点病
- 尾ぐされ病
- 赤斑病
- 水カビ病
- 転覆病 etc…
今回は尾ぐされ病についてです。
実は以前に”白点病”にかかり生死をさまよった事もあったのです(+_+)
今回は”尾ぐされ病”を発症してしまいました
どちらも金魚の病気の中では発症頻度の高い病気です
尾ぐされ病 原因と症状(一応掲載)
原因
原因はフレキシバクターカラムナリス等の細菌に感染したものです。
自然界と同じように金魚の水槽にも様々な菌が存在しており、人間が風邪をひくのと同じで金魚も免疫力低下時、つまり易感染状態になると発症します。
水質が悪い状態が続くとやはり免疫機能は低下してしまいます。
金魚の病気のほとんどが細菌感染ですね(+_+)
エサの食べ残しは不衛生な環境を作りやすいので注意です!!
症状・病態
症状の進行により以下のように変化します。
- 各ヒレの先端が白くなる
- 進行すると尾が腐る
- そのままにしておくと尾から出血
- 重症になると治療が困難
わが家では気づいた時には尾が一部無くなっていたので、少し病態が進行していたということですね。
正直ヒレの先端が白くなった程度では気づけないかも(+_+)
ポイント
早期発見・早期治療が治癒へのポイントとなります。
鰭ぐされ等と呼ばれる事もありますが内容は同じで、まとめて腐敗症と呼ばれる事もあるそうです。
病気の発見! どうやって気づいた?
子ども主体で飼育しているわが家では、長男と長女で一匹ずつ同じ水槽で育てています。
そんな時、子どもがまず金魚の異変に気付きました!
見てみると長い尾びれや背びれが破れたようにギザギザになっていたのです(;゚Д゚)
もう一匹の方をよく見ると
な、なんとあったはずの胸ビレが無くなっているじゃないですか!!
発見した時は大慌てで、命の危険を感じ内心かなり焦りました(+o+)
しかし、子ども達を不安にさせてはならないと、落ち着いた口調で話したのを覚えています
すぐに息子が金魚の病気を調べてくれと懇願してネットで一緒に調べ、尾ぐされ病であると確信しました。
8日間で治癒させた具体的方法
まずは現状の症状を確認しました。
一方の金魚はすでにヒレが無くなっており、もう一方は腐敗途中なのか部分的にヒレが破れたようになっていました。
ヒレの欠損は変化が少しずつだったのか日常の様子では見落としてしまうレベル
主張の少ない動物は普段からの観察が重要ですね☆
ネット情報では塩水浴、薬浴が効果があるとのことだったので以下の方法を実践しました。
別水槽で塩水浴(1日目、2日目)
まず塩水浴用に別の水槽を用意しました。(ケースタイプの虫かごがあったのでそれで代用)
塩水は0.5%濃度のものを用意する必要があります。
ちなみに一般的な市販の食塩は小さじ一杯で約6gです☆
実際に行った手順は
- 別ケースに2Lの水を入れカルキ抜きと食塩10gを加えよく混ぜる
- 酸素タブレットを投入し30分ほど待つ
- 2匹の金魚を投入
- エサは与えない
ネットで検索すると手順こそ様々ですが本質は同じです。
ただ、中にはデリケートな個体もいるため塩分濃度は0.5%へ徐々に上げていくほうがベターですね☆
酸素タブレットを使用したのは、単に循環ポンプが設置できず酸素化ができなかったためです☆
薬浴へ変更(3日~7日目)
先に述べた塩水浴を丸2日実施しましたが、片方の金魚の症状が悪化(+_+)
そのためより即効性の高い薬浴へ変更しました。
使用した薬品はコチラです
価格は基本ネット通販の方が安いのですが、今回ばかりは急を要したためペットショップで購入
手順は塩水浴の時とほぼ同様で、塩水の代わりに薬水を用います。
ぶつかり合いを防ぐため区分け
細菌感染は傷口などから容易に生じるため、金魚同士でのぶつかり合いを防ぎケガを増やさないように区分けしました。
キッチンなどの排水溝用ネットに石を入れ、沈ませることで仕切りを作成☆
寂しいのか反対側に行きたそうにしてました(涙
通常の水槽に戻しヒーターで温度管理(8日目)
薬浴開始から5日が経過し症状が軽快しました。
その後は通常の水に戻すのですが少しポイントがあります。
以下の手順で実施☆
- 水槽・循環ポンプはキレイに掃除しポンプフィルターを交換
- 水槽用ヒーターを設置
- 通常通りカルキ抜きした水を用意しポンプを循環させ酸素化
- 金魚を戻しヒーター電源をON
循環ポンプはフィルター交換が楽な『テトラ ワンタッチ フィルター』を使用しています。
飼育の主体は子どもです!
水槽の手入れは簡単でないと☆
使用しているヒーターは『テトラ 26℃ミニヒーター 50W』です。
水温を26℃にキープするよう自動調整する優れもの☆
定格出力は50Wであるため、仮にMAX出力で24時間使用しても電気代は約32円
実際はずっと50W出力される訳ではないため電気代は思ったほど高くはないですね☆
後遺症
治癒後1週間経っても2週間経っても、残念ながら腐って無くなったヒレは再生しませんでした…。
後遺症による金魚の変化は
- ヒレの一部を失い泳ぎがぎこちなくなった
- 特に胸ビレが無くなったことでバランスが取りにくく餌を食べるのも大変
- 初期の頃は転覆状態になることも
- 次第に転覆せずに泳げるようになった
1週間もすれば転覆状態で泳ぐことは無くなりました☆
金魚にだって適応力があるんですね!
今後の飼育で気を付ける事
金魚は水温が0℃~38℃くらいまでなら生きていられます。
しかし水温の日内変動が5℃以上の環境下で飼育すると、ストレスで体調を崩すと言われています。
寒い時期はヒーターを使用し温度を一定に保ってあげる事が大切ですね!
サマリー(まとめ)
今回わが家で経験した金魚の”尾ぐされ病”は病気が進行すると命に関わる病気です。
わが家では命こそ救えましたがヒレを一部失くすという後遺症を来たしました。
訴えのない、または少ない動物は日々の観察がとても大切ですね!
お・ま・け
金魚の成長する大きさは水槽の広さに依存するってご存知でしたか??
金魚に対して小さい水槽だとサイズが大きくなるのが遅く最終的にあまり大きくなりません。
しかし、水槽が広くかなりの余裕がある環境下で飼育すると、成長も速くサイズの大きな個体となるそうです!
成長が抑制される理由は、小さい水槽によるストレスからくる食欲不振や運動不足らしい…
そう考えると少しかわいそうな気も(+_+)
でも、わが家の金魚はいつも元気に泳いでいます☆
ちなみに、鯉(コイ)は金魚が大きく成長したものではありませんよ(^^♪
最後までお読み頂きありがとうございます(^^♪
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